電子チェンバロ新商品(ローランド)試作品公開

| | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年11月1日~4日の楽器フェアー(@パシフィコ横浜)で、ローランド社の電子チェンバロ、新モデルの試作品が公開されました
開発責任者の方がこだわり抜いて作った商品だけに、随所に先代モデルよりもよりバロック音楽愛好家に寄った工夫が見られる。発売はまだ半年近く先のようだが、想定価格はどうも30万円前後らしい
チェンバロを習っている/習いたいがどうしても楽器を置く場所がない、という人にとっては普通のピアノや電子ピアノよりもはるかに好ましい代替品になる可能性がありそうに感じた

試作品を見てまず目につくのは、上蓋にとりつけられた絵画パネル。これはオプションで差し替えることによってオーナーの好みのイメージに近づけられるといううれしい仕様。さらにテーブル台の両サイドの脚部分にも差し替えの可能なステンドグラス風のパネルがはめ込んであり、電子楽器にありがちな無機質さを和らげている

一番問題となる鍵盤部も、このモデルのために開発したという専用キーボードを使用しており、本物の爪をはじく感じこそ再現しえなかったものの、従来の怪物のような鍵盤とは一線を画したタッチになっている。さらに、ピアニストにありがちな強くたたくようなタッチで弾いた場合には、ジャックがジャックレールにあたるごつごつという音が出たり、また鍵盤リリース時にジャックが戻る際の軽いノイズまで再現したという凝りよう!
ピッチは簡単に392-415-440の切り替えができる。音色はフレンチとフレミッシュの二種にそれぞれバック8、フロント8、4フィート、バフストップを備えている。フォルテピアノや小型パイプオルガンの音色もある。調律法も平均律以外に4種類の古典調律を選べるなど、まさに古楽愛好家のために作られた仕様となっている

【外形寸法】110x38x83cm(蓋を閉めた状態)
【重さ】本体 25kg、 スタンド 13kg
オプションとしては椅子、交換パネル、サイドパネルなどが用意される予定とのこと

下の左写真(クリックして拡大)で本体の左側に立てかけてあるのが、蓋裏(現在天使の絵)の差し替えパネル。マーケトリー(象眼)風デザイン。右に立てかけてあるのがスタンド部のサイドのステンドグラス風デザイン差し替えパネル。中央の写真は開発責任者の方。右の写真は蓋をしめた状態。完全にフラットになるので簡単な書き物程度はできる?

new-blue-noblink.gif

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 電子チェンバロ新商品(ローランド)試作品公開

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://coastaltrading.biz/cgi/mt/mt-tb.cgi/169

コメントする

このブログ記事について

このページは、Shigeto Nomuraが2007年11月 4日 19:41に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「グスタフ・レオンハルト、BIZZIチェンバロでコンサート」です。

次のブログ記事は「ヴィオラ・ダ・ガンバ(大塚紀夫氏製作、6弦バス)入荷」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。