古楽器輸入販売・ムジカアンティカ湘南|チェンバロ、クラビコード、TOROガット弦、バロック弦楽器、バロック弓、19世紀ギター、バロックトランペットなど各種取扱

パルドゥシュ教本

2010/01/19

昨年1年がかりのプロジェクトで翻訳をすすめていた、ミシェル・コレットの「パルドゥシュ・ド・ヴィオール教本」と、テリー・プラットの「16世紀から18世紀フランスのドゥシュとパルドゥシュ・ド・ヴィオールの変遷」が完成しました

「パルドゥシュ・ド・ヴィオール」は、18世紀前半フランスの貴族階級の間で流行した、小型のヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)です。通常のバス-テナー-トレブル(ドゥシュ)よりもさらに高く、ヴァイオリンと同じ音域を演奏します。詳細はこちらの頁でどうぞ「パルドゥシュとはなにか」

この教本の配布については、当初は経費をかけないためにpdfファイルでの配布を考えたのですが予想以上にご興味をお持ちいただける方が多く、しかもパソコンは苦手(^_^;)だから多少コストはかかっても印刷した紙でほしいというご要望が多く、思い切って二冊をあわせて「パルドゥシュ教本」として簡易製本で小冊子にしたしだいです

PardessusMethodTitle.jpg Pages-s-2.jpg

A4版で145頁あります(コストを抑えるために、紙質は落としてありますが、楽譜閲覧の便宜のためにリングファイルとしました)
●第一部は18世紀フランスの、ミシェル・コレットによる「パルドゥシュ・ド・ヴィオール教本」の翻訳です。当時のフランスにおける音楽事情もうかがえる歴史的に見てもおもしろい、ヴィオール/ガンバ愛好家の皆さまにとっては楽しい資料でもあると思います
●第二部は、20世紀、テリー・プラットの英語の研究論文「16世紀から18世紀フランスでのドゥシュとパルドゥシュ・ド・ヴィオールの変遷」の翻訳です。フランスだけでなくヨーロッパ全体として16世紀から18世紀にかけてヴィオール/ガンバ属がどう扱われてきたのか。その中から、勃興するヴァイオリン属との相克を経てパルドゥシュ・ド・ヴィオールが創られ、大変な流行を経たのちに大革命にあってすたれていった様がうかがえます。特に後半、70頁にわたる22曲の譜例集は愛好家にとってとても興味深い題材を提供してくれます
内容の詳細は下記「目次」をクリックしてご確認ください
「目次」

18世紀フランス語からの翻訳に専門家をお願いしたために、多少の経費がかかってしまいました。また、この冊子にするための実費もありますので、一冊2,760円でお譲りいたします。
下記のショッピングカートからご購入ください。通常のショッピングカートでも、商品カテゴリー「その他」の中に入れてありますので、弦などのご購入時にいっしょにご注文いただくこともできます

 

パルドゥシュ教本----
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この小冊子が、ヴィオール族の長い歴史の最後に華やかに咲いた愛らしい楽器、パルドゥシュ・ド・ヴィオールを皆さまに愛でていただくきっかけになれば幸いです

楽器は在庫があれば全て試奏可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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