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ヒストリカルロジン(松脂)

2012/04/05

メロスとはまったく違うコンセプトで作られた松脂です。イタリアの古い処方に忠実に従ってつくられました。しっかりとグリップしながらとてもなめらかで雑音の少ない音が特徴です
●品目:「ヒストリカルロジン」Colofonia Galeazzi MODO III (ガレアッツィ氏の第三処方による松脂)
1817年に書かれた本による歴史的な処方に忠実にしたがって、現在オーストリアの音大で教鞭をとるバロック・ヴァイオリニスト、ダリオ・ルイジ(Dario Luisi)さん(もともとイタリア)という方が作った松脂です(他にも「ヒストリカルロジン」と唄ったものはあったようですが、第二処方であったり、昔の処方に忠実に作っていなかったりで、ダリオさんは納得できなかった、とのこと)

●入荷の経緯:昨年2011年7月に少数のサンプルが入荷して、モニター販売いたしました。とても好評だったので追加発注したところ、製作者の事情でしばらく入荷がストップ。原因をしらべたところ、上記のルイジさんが典型的な音楽家/学者タイプで、組織だった生産販売はどうも嫌い/苦手なご様子。旧知のオーストリアの友人を紹介して、取扱いの労をとってもらって、やっと入荷にこぎつけました。今後は安定して入荷する(だろう)と期待しています

HistoricalRosin22-2.jpg HistoricalRosin12.jpg
ルイジさんのホームページの資料によると、トスカナ地方のルッカの町のオペラ座には、オケピットの入り口に昔から大きな松脂の固まりが置いてあり、演奏者は皆、ピットの入り口の松脂を弓でこすって入るのだそうです。なんとなくほほえましいですね^^

2011年7月のテスト販売でお試しいただいた皆様のご感想を総合すると下記のようです:
●弦をグリップして放す感触がとても良い
●環境によってはメロスより好き(環境に応じて使い分け)
●メロスのほうが全体に柔らかめなのでしょうか
 A.ヒストリカル・ロジンは小編成のアンサンブルや室内楽に最適
  大編成や、大ホールでは少し柔らかめのメロスと使いわける
 B.寒い季節はメロス(の適した固さのもの)のほうが使いやすいかもしれない
 C.松脂の粉はでにくい
 D.長持ちする(一生ものだから楽器屋さんは困るのではとご心配 ^^;)
感じとしては、メロスより少しガット特有の雑音のようなものが押さえられる?松脂の粉が少なめのようです
ルイジさんの説明では、「松脂は少なめにつけてください。また、演奏の前でなく演奏した後につけるとよい。毛があたたかいうちのほうが松脂がしっかりと毛について余分なほこりになりにくいから」とのことでした

値段はやはり松脂としては高めです。(消費税や為替の変動で価格が動くので、価格は弊社ショッピングカートでご確認ください)→松脂ショッピングカート
少量の手作りなのでしかたないところもありますし、質の良さと「長持ちする」という点でお使いいただく価値は充分あるとおもいます

音楽はみんな一律では面白くない。楽器も同様。松脂もいろんな良い物をお試しいただけたらうれしいですね

 

ヒストリカルロジン Galeazzi MODOIII----
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