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フェルナンド フェランディエレ ギター教本

2014/07/15

Fernando Ferrandiere:
Arte de tocar la guitarra española por música
(The art of playing Spanish guitar from music)

「楽譜を使ったスパニッシュギター入門」

A5+版230mm x 160mm 181ページ (スペイン語、英語対訳版)

0005Ferandiere.jpg 著者のフェルナンド フェランディエレ (1740-1816) は19世紀初頭にかけてスペインで作曲家並びに指導者として活躍した音楽家です。
1799年出版のこの本は、折しも6コース11弦のバロックギターから6コース6弦の現代のギターと同じシステムに移行する端境期にあたっており、また当時としては新しい現代記譜法を活かしたこの教本はその時代のギター奏法をうかがわせる大変貴重な歴史的文献です。
本文自体は至って平易なスペイン語で量的にもコンパクトにまとまっており、スペイン語の心得のある方には18世紀の原典のファクシミリ版からの直接学習へのチャレンジを是非お勧めしたいし、そうでない研究者向けには、全て英語の対訳が付いている。内容的にはギターをまったく知らない人に向けてゼロからギターを解説するような教本になっている。





●著者 フェランディエーレについて
彼の作曲した「道化師の踊り」は良く知られた曲で、彼の名前は知らなくともこの曲を練習した、あるいは耳にしたギター愛好家もかなりいるのではないだろうか。
英国のギター研究家ブライアン ジェフリー教授の充実した前書(英語)でこの著者の生涯のあらましを知ることが出来る。フェランディエレという名前自体、スペインでは一般的ではなく、彼の出自もジェフリー教授のフランス起源説や、その響とサモラという出生地の地理的な理由からポルトガル起源とする説もある。
彼はこのギター入門書以外にもバイオリン向けの同種の本を書いている
この時代としては驚くことに、彼はオーケストラとギターの為曲も書いている。全部で235曲を残しており、アグアドからも称揚されている。








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