【クラビコード】調律とメンテナンス(Peter Bavington)入荷
拙訳「クラビコードを知る」 でご紹介したピーター・バビントンさんの著書「Clavichord Tuning and Maintenance」が入荷しました(現在私が翻訳中の「バッハとハイドンのクラビコード」の筆者でもあります)
タイトルを直訳すれば「クラビコード チューニングと手入れ」ですが、全体のバランスの中ではチューニング、それも古典調律についての解説、手法が大きな割合をしめています。下記の第二部、「メインテナンス」は全体のボリュームの中では4分の1ぐらいですが、バビントンさんの長年にわたる経験が詰まっており、クラビコード愛好者にとっては座右においておきたい必須の本といえるでしょう
第一部チューニングは、初心者の方たちがクラビコードを耳で聞いてチューニングするという作業にとりかかるお手伝いのためにかかれています。各章は単純な作業から順番に書かれており、理論的なことはより実際的な内容の合間にちりばめてあります。もしあなたがすでに調律の理論をご存じならビート(うなり)や調律の理論や歴史のところは飛ばしていただいても構いませんが、クラビコードの調律とその他の鍵盤楽器の調律との間には大きな違いがあるので、ひととおり通して読まれることをおすすめします。
第二部ではクラビコードの手入れについての一般的なアドバイスや、日常的に起こる問題についての対処法などを述べてあります。問題が起きたときなどに参照してください
第三章では特定の調律法をセットするための20の手順をご紹介します。この中の多くは印刷物として紹介されるのは初めてでしょう
第四章には実際的に必要になるかもしれない各種のリファレンスを載せてあります
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内容
Introduction
PART ONE: TUNING
Chapter 1: First steps in tuning
Chapter 2: Correcting mistuned unisons
Chapter 3: Beats and beat rates
Chapter 4: Correcting octaves
Chapter 5: Theory and history of temperament
Chapter 6: Performing a full tuning
Chapter 7: Temperament-setting techniques
Chapter 8: Fretted clavichords
Chapter 9: Tuning the four-foot strings
PART TWO: MAINTENANCE
Chapter 10: Environment and general care
Chapter 11: Replacing broken strings
Chapter 12: Making hitch-pin loops
Chapter 13: Dealing with sticking keys
Chapter 14: Listing
Chapter 15: An introduction to tangent voicing
Chapter 16: Faults aVecting tuning
Chapter 17: Knocks, rattles and squeaks &c
Chapter 18: Overwound strings
PART THREE: TUNING SCHEMES
Introduction: how to use the schemes
List of tuning schemes
Key to symbols used in diagrams
Multiple-fretted clavichord schemes
Triple-fretted clavichord schemes
Diatonically fretted clavichord schemes
Unfretted clavichord schemes
PART FOUR: REFERENCE
Suppliers of tools, etc.
Fretting ratios
Selective book list
Glossary
Index
end
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