4.チェンバロの調律
チェンバロの調律を覚えると、音楽が楽しくなります
●ピタゴラスコンマ
きれいな響きを求めて12音階を作っていくと、最後にどうしてもあわない音が出てきます。この余分な音程を「ピタゴラスコンマ」と呼びます
●古典調律
西欧音楽では、歴史的にこのピタゴラスコンマをどう誤魔化すかを研究してきました。
初期の音楽:12音全てを使うことは少なかったので、使わない音にピタゴラスコンマをおしつけました
和声の発達:5度、3度などの和声がきれいに聞こえる響きをもとめて、いろいろな調律法が工夫されました
●古典調律のいろいろ
下記のようないろいろな調律法が使われます
演奏する曲、時代にあった調律法を選びます
ミーントーン
キルンベルガー
ヴェルクマイスター
ヴァロッティ
ヤング
●平均律
ピタゴラスコンマを12音すべてに均等に割り振ったのが平均率です
全ての調と音程で同じ響きになりますが、純正のきれいな和声はありません
●デジタルチューナー
最近は高機能のデジタル式チューナーが安価で買えるようになりました。古典調律を内蔵してあるタイプなら、初めての人でも基本になる調律が簡単にできるようになります
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