過去スレ:【TORO一般】プレーンガットの結び目や、使用感について

過去スレ:【TORO一般】プレーンガットの結び目や、使用感について

投稿記事by nomura » 2013年9月24日(火) 3:39 am

0【TORO一般】プレーンガットの結び目や、使用感について
Reiko♪

こんにちは。

お世話になっています♪

先週の土曜日にコンサート本番を終えて、(日曜日は大阪の自宅でまるまる仕事(^^;))昨日、早朝の新幹線で関東入りしました。

昨日は、一睡もできずに移動してきましたので、本日は、ひさびさにゆっくりさせてもらいつつ、プレーンガットについてのレポート等を、webへアップしましたのでお知らせします。

◆プレーンガット(シープガット)弦の結び目の処理
http://vn-bbs.net/bp/index.php?e=63

◆プレーンガット(シープガット)の使用感
http://vn-bbs.net/bp/index.php?e=64

>> Nomさま♪
※一応、(上記のサイトのレポート)それぞれ、あくまでも私個人の所見であることをお断りする一文を入れてありますが、何か問題がありましたら、ご連絡くださいませ。

尚、クローズドの環境ですので、ご覧頂くことはできませんが、ウチのSNS《La Sol Re ねっと♪》でも、私の日記や、vn-bbs ねっとへアップしたレポート等で、プレーンガットに興味を抱く人が増えており、早速、注文した人もいるようです(^_^)。

昨日も、こちら(関東)の生徒が、私の手持ちのE線(標準ゲージ、3×ヴァーニッシュ)を付けて、大はしゃぎしていました(笑)。

A線も付けてみたいというので、私が購入した弦を、先に提供しようと思っています(^_^)。


2008/07/22 17:30


1テールピースへ側の結び目
Nom

>Reikoさま
テールピース側の結び目の作り方、アニメはとてもわかりやすいですね!
このフラッシュアニメ、ご自分でお作りになったのですか?
すばらしい!
2008/07/22 19:46


2 Re : テールピースへ側の結び目
Reiko♪

Nom さま♪

早速のRes、それに、vn-bbs.netの方へもコメントありがとうございます!(^_^)
DVムービーで撮影もしてみましたが(一応、アップしてあるQTムービーです(^^;))、
接写できなかった為、ちょっと分かりづらいと思い、何でも良いから(笑)、アニメに
してみようとやってみました。

ウチの生徒が(関東で、シープガッター2号になった。。。(笑))、これだと、わかりやすいと言ってくれたので、気をよくして、第2弾(もやい結び)も作ってみました(笑)。

初めてだと、やはり、結び目を作るのに若干とまどい等あるかもしれませんが、一度、実際に弦に触れて、作ってみれば、(自分の楽器や好みに合わせられるので、)自分で作れるのが一番良いのではないかと思います。(勿論、手先が不器用などを理由に、個人差はあると思いますが。。。)

その導入に、お役に立てればと思い、自分なりにやってみた方法ですが、UPしてみた次第です。

それと、できるだけ(偏りのない(^^;))、シープガットに関する情報を、レポートとして上げていきたいと思います。

とにかく、今までになく、とても新鮮な気分です♪

30日まで関東エリアに滞在しているので、間に時間が取れれば、是非、お店に伺ってみたいです。
その際には、また、直接、メールにてご連絡を入れさせていただきます。

今後とも宜しくお願いいたします♪m(__)m

2008/07/22 20:03


3 結び目など
モグラ

Reiko様。
裸ガット弦の結び目ですが、私は野村さんのサイトに書かれていた「8の字結び」を採用しています。そして、オリーヴについている結び目保護用フェルトを真似して自作したフェルトを、結び目にかませるようにしています。このフェルトをかませることで、テールピースと弦の両方にかかる負荷(ストレス)を減らすことができますし、弦の脱落防止にもなります。
最初、Reiko様と同じくオリーヴについていたフェルトをかませていたのですが、何回も使っているうちにフェルトが痛んでしまったので、フェルトを買ってきて、似たようなものを自作して使ってます。
結び目作りは、何回かやっているうちに慣れてきました。
オリーヴを張っていたときと、楽器の状態は全く同じで、溝の幅を拡げたりとかそういう調整は全くしていませんが、TORO弦は普通に何の問題も無く張れています。
野村さんのお店に行かれましたら、レポートをお願いします。私も一度伺ってみたいものです・・・。

2008/07/26 22:24


4 Re : 結び目など
Reiko♪

こんにちは。

プレーンガット弦の結び目についてですが、私の楽器(テールピース)には、幸い、8の字結びで、きちんと固定されていますが、知り合いで、プレーンガット弦を付け始めた人たちは、何れも、テールピースの穴部分が大きかったようで、8の字結びでは、抜けてしまったようです。

そういう場合には、ループを作る方法の方がすっきりと固定されて良いようです。
一般的には、分かりにくいかもしれないので、(特に、ガット弦を使ったことが無い方には…。)近日、その結び方や取り付け方など、私のサイト(vn-bbs.net)へアップしようと思っています。

それから、別件ですが、
昨日、コースタルトレーディングのショールームへおじゃましました。

Nomさんにも、お会いできて、色々とお話する機会がもてました。
詳細は、こちらも、私のサイトへ、近日、『訪問レポ』を上げるつもりでおります。

本日は、これから、《関東弦楽ワークショップ》(関東オフ会)開催の為、出かけます。
直接、参加者にも、シープガット弦の音を聴いてもらえるチャンスにもなるかと思います♪(^_^)
(グローバルな視点で、シープガットをご紹介できればと思っています。)

レポートがどんどん増えますが(笑)、明日以降になりますが、また、ご報告できるようにしますね。

2008/07/27 12:01


5 ショールーム訪問レポ♪(^_^)
Reiko♪

こんにちは♪

先月、関東エリア滞在中に、コースタルトレーディングのショールームへおじゃましましたが、その時のレポを、(大変遅くなりましたが)ようやくUPしました。


◆Musica Antiqua Shonan ショールーム訪問レポ♪
http://vn-bbs.net/bp/index.php?e=72

UPしてしまってから、『あれ?あの話、抜けてる。。。』なんて思ったり…(笑)。


それから、
シープガット弦の結び目等については、次のところへ簡単なflashアニメを入れながらUPしてあります。

◆プレーンガット(シープガット)弦の結び目の処理
http://vn-bbs.net/bp/index.php?e=63


2008/08/06 10:28


6 ご訪問御礼
Nom

>Reikoさま
楽しいご訪問ありがとうございました。
ガット弦の魅力、関西方面でもぜひひろげてください。
弦楽器の楽しみ、まだまだ拡がりますね^^
2008/08/07 13:29


7 保護用クッション
Reiko♪

Nomさま♪

vn-bbsねっとの『ショールーム訪問レポ♪』へも、早速、コメントを頂きありがとうございました!

その後も、ぼちぼちですが、シープガット弦のレポートを書いています。
ということで、ウチのvn-bbsねっとへも、upしてありますが。。。


先日、A線も(その前に、E線を…)天地逆さまにして張り替えて、今現在、使っています。
なかなか良好です(^_^)。

多分、シープガット弦を初めて使う際に、『結び目』『テールピースへの取り付け』が、一番引っかかる??部分かなと思いますが、先日、関東エリア滞在中、相棒のだいぐるんの楽器にシープガット弦を取り付けた際も悪戦苦闘しました。

そんなこんなで、今回、天地逆さまに張り替えた際に、結び目の部分に若干工夫をしました。

前回までは、元々使っていたオリーブ弦についていた保護用フェルトを流用していましたが、シープガットE線に付けていたモノは、さすがにボロボロになりました。
今回のシープガットA線のものは、大丈夫でしたが、これだけでは(お古ですし(^^;))心許ない気がしたので、手元にあるもので、、、と考えて、セーム革(肩当て代わりに利用していたことがあるので大判のものをカットしたりして使っていました。)の切れ端を使うことにしました。

フェルトより、(しかのなめし革なので…)当然、目が細かくやわらかいけれどしっかりしているので、これはなかなか良好だと思います。

結び目があまり上手く作れないとか、テールピースの穴が大きくて抜けてしまう…という方には、これを付けることにより、結構、(というか劇的に!(笑))安定し、テールピースにもしっかり引っかかってくれると思います。

おそらく、バロック・ヴァイオリンを弾いておられる方には無用ですが、モダン・ヴァイオリンの場合には、どうしても、テールピースの角度や(弦の)テンション等に対して工夫がいると思います。

近日、この保護用クッション?の作り方も、ウチのサイトへ(写真入りで)アップできるようにしたいと思います。

また、
他の方法でテールピースへの取り付け方の工夫をしている方がおられましたら、お聞きしてみたいですね。

2008/08/08 23:35


8 なるほど、セーム皮はいいですね
Nom

>Reikoさま
なるほど、セーム皮でしたらあたりも柔らかいし耐久性もあるしよさそうですね。
ただ、穴をあけただけだと柔らかいだけに抜けてしまいそうな気もします。きっとなにか工夫されているのでしょうね?
写真入りだとわかりやすいでしょう。楽しみに。

2008/08/08 23:41


9Re : なるほど、セーム皮はいいですね
Reiko♪

> 穴をあけただけだと柔らかいだけに抜けてしまいそうな気もします。

いえ、そこは、フェルトと違って、やはり柔らかくて薄くても革なので、大丈夫です!

とりあえず、また、vn-bbsねっとへアップしますね。
(草津アカデミー行きの準備が入るので、1週間ほど先になると思いますが。。。(^^;))

2008/08/08 23:50


10 裸のガット弦の体験記、現代の弦に関する考察
モグラ

裸のガット弦を張って感動した方の体験記を見つけました。
http://orchestra.exblog.jp/7908485/#7908485_1
画像付きでわかり易い記事だと思います。
自分は、E線はピラストロ?1というスチール弦を張っており、E線だけは裸ガット化する気は無いのですが、それ以外については、この方のご意見(ご感想)に賛同します。

「それにしても、弦の進化の歴史は、いったい何だったのだろうと思ってしまいます。弦の早期音程の安定が重要な要素だとしても、この音色を犠牲にしてまでも進化していたのですからね。」とこの方はお書きになっていますが、裸のガット弦を張ると、現代の大手弦メーカーは一体何をやってるんだ~!という気分になってきます。

TOROの3×Vの裸のガット弦は、音程(ピッチ)の安定に関しても、現代の最新鋭のナイロン弦と同等レベルですので、音色や音量やレスポンスを含めた総合性能では、裸のガット弦の「圧勝」と言って良いと思います。

結局、ナイロンやらスチールなど人工的な素材を使って天然素材のガットの音を再現するなんてことは、そもそも無理な挑戦だったということなんですよね。ナイロンやスチールを使ってガット弦の音を目指すなんていう遠回りをするくらいなら、初めからガットを使って、どうすれば(旧来の)ガット弦の弱点を克服できるか、と考えた方がずっと早道なわけですよね。

TORO弦は、ヴァーニッシュ処理をすることで、ガット弦本来の音色を損なうことなくナイロン弦並みのピッチの安定性を得たわけです。こういうアプローチこそが究極の「理想の弦」に近づく最短ルートだと思います。

わざわざ高価なハイテク素材(特殊な化学繊維)を使って研究に研究を重ねて作った最新のナイロン弦が、昔ながらの手作りの裸のガット弦にヴァーニッシュ処理を施した素朴な弦に「圧敗」しているというのは、本当に皮肉な話ですが、そもそもアプローチの仕方が間違っているのですから、当然ですよね。

自分は早くTOROの裸のガット弦に出会えて本当にラッキーだと思います。多くの皆さんとこの幸せ・喜びを共有したいと思います。「裸のガット弦(プレーンガット弦)の世界へようこそ!」

2008/08/16 00:51


11 体験記など、別スレッドを立てましょうか
Nom

>モグラさま、Reikoさま
いつも力強い応援ありがとうございます。
このモグラさんご紹介のページ、私も拝見していました。
TOROを張ってすぐに書いていただいたページのようだったので、その後の経過がどうなるか、楽しみ半分、こわさも半分あって注目していました。

いまのところ、ブログなどのコメントでTORO弦にかかわるものは大半がとても喜んでいただいたご感想でうれしい限りです。

こういったコメントをいただいているブログページなど、まとめてご紹介するのも他の皆様のご参考になるのでしょうか。TORO体験記リンク集、かな?
みなさま、あまりにも過激に褒めちぎってくださるケースが多いので、知らない方が読むとひいてしまうのではないかとさえ思えますが(^_^;)

また、そういうスレッドを作る場合は、モグラさまの上記コメントもそちらに移させていただいたほうが良いでしょうかね?
どうぞご意見お聞かせください。
2008/08/16 01:10


12 Re : 体験記など、別スレッドを立てましょうか
Reiko♪

こんばんは♪

明日の早朝(っていうかすでに今日ですね(^^;))から関東入り、明後日から、『草津アカデミー』へ参加の為、準備に追われて、なかなか返信する時間が取れなくて済みません。

Nomさんが書いてらっしゃること、良く分かります。

最初に、TORO弦を絶賛!された記事を見てしまうと、当然、『そんなに素晴らしいんだ!』と、どなだでも興味を持つと思います。

しかし、大事なことは、TORO弦のことを理解し、本格ユーザー??となって、ずっと使い続けていけるかどうか、だと思います。

上記の記事、私も最初の頃に見つけました。

他にも見つけましたが、その方は、TORO弦を付けたものの、結局、元のナイロン弦に戻したとか。。。

勿論、そういう選択肢もありですし、自由なわけですが、良いと思って、パッと使ってみたけれど、何だか扱いが難しい。。。元の弦でいいや…となってしまっている方も結構いるかもしれません。

色々な選択肢があって良いわけで、TORO弦を経験する価値は大いにあると思います。

ただ、確かに、指先があまり器用では無い方(^^;)は、扱い方に懸念をいだいてしまうかもしれません。

私のサイト(vn-bbs ねっと)にも、(出来るだけ、写真や図を入れて)レポートを書いてはいますので、多少なりとも参考になるかと思います。

TORO弦を理解するための扱い方、特に、モダン楽器への取り付けや、実際の演奏等について、考慮する点があるかと思いますし、一般の方がTORO弦(プレーンガット)を難なく使えるようにするためには、出来る限り情報が多くなる方が、当然、安心して自分でメンテナンスするところまでいけると思います。

そのためには、経験した人が、(勿論、できるかぎりですが…)自分のblogや、こちらの掲示板へ報告、コメントするなど、必要でしょうね。<br><br>扱い方を理解すれば、自然の恵みを最大に生かした現代にマッチするエコ弦であると、言い切れると思います。

私自身の報告は、また、(明日以降(^^;))落ち着きましたら、コメントさせていただきますね。
宜しくお願いいたします。

P.S.
今すぐにはできませんが、『vn-bbsねっと』にレポしてきている内容を、ひとつのblogなりに纏めて、もう少し、見やすくしようかと思ったりしています。(ドメイン別に取ったりして…(笑))
当面は、現状維持です<m(__)m>。

2008/08/16 01:32


13 Forza,Toro!
モグラ

野村様。体験記については、たしかに別スレッドをたてた方が見易いと思いますが、編集作業が大変かと思います。私としては、現状のままでも構いませんが、TORO弦に興味を持って初めてこの掲示板を見に来た人のことを考えると、いろんな人の体験記がパッと見られると便利だと思います。

Reiko様。Reiko様がおっしゃっていることについては、私もほぼ同意見です。

TOROの裸のガット弦は、自分で結び目を作らなければならなかったり、フェルトをかませなければならなかったり、と通常の弦にはない「作業」が発生しますので、手先が器用でない人にとっては、わかりにくくとっつきにくいところがあるとは思います。

ただ、ヴァイオリンを弾くという行為は、そんな雑事(ざつじ)に比べればもっと難しいわけです。さらに、ヴァイオリンからもっと美しい音を出したい、ヴァイオリンを使ってもっといろいろな音楽表現を追求したい、という熱意があれば、裸のガット弦を張る際の「少々の面倒さ」ぐらいのことは、なんでもないことですぐに慣れると思います。

プロとかアマチュアという区分けではなく、より良い(美しい)音、より幅の広い表現といったものに対する熱意(情熱)が高い人であれば、TORO弦の良さを実感して、継続的なユーザーになると思います。

TOROさんの工場の生産能力を考慮すると、日本におけるTORO弦ユーザーが現在の10倍に急に増えたりしたら、供給不足になってしまうと思いますが、きっとそんなことにはならないと思います。

徐々に徐々に、少しずつ少しずつ、しかし確実に、口コミ等を通じて、TORO弦のユーザーは着実に増えて行くと確信しています。

それでは、ごきげんよう。

2008/08/16 12:42


14 保護用クッション
Reiko♪

こんばんは。
現在、『草津アカデミー』に参加のため、草津温泉に滞在中です。
なかなか時間が無かったり、ネットワークの確保が安定できなかったので、詳しく書き込みできていませんが。。。

本来、こちらへ、整理して投稿できると良いと思うのですが、とりあえず、私のサイトに、写真入りでアップしてありますので、宜しければ、ご参照下さい。

シープガット弦の結び目に通す保護用クッション
http://vn-bbs.net/bp/index.php?e=78

(↓上記の保護用クッション、セーム革をつけてみたところです。)
草津おとblog2008:0819またもや切れる(=_=)
http://rogmecc.net/kusatsu/932_08/diary.cgi?no=18


2008/08/19 23:56


15 P.S.
Reiko♪

『弦が切れる』等という、ちょっとマイナーイメージなタイトルですみませんm(__)m。

書き足そうと思っていて、普段とは違うところで、さらについでの作業でやらなくてはいけないので、まだ、コメントできていないのですが、切れた弦はそのまま置いてあります。

捨てるのがなにげに勿体ないというのもありますが(^^;)、次に、切れたり、解れたりしたときに、使えるのではないかなと思いまして。。。
(長い部分は、まったく綺麗なので。)

落ち着いてコメントできるのは、東京へ一端戻ってからになるかもしれませんが。。。


2008/08/20 19:34


16 弦は切れるもの?
Nom

>Reikoさま
ご旅行先で忙しい中だと思いますのに、活発な投稿ありがとうございます。

弦については「切れない物」であってほしいとは思いますが、特に自然素材のガット弦については「切れない」とはいいきれないものかと思います。
そのリスクとつきあってもあまりある素晴らしさを感じていただければほんとうにうれしい。
Reikoさんの記事は、切れるかもしれないリスクとどう向き合い、どうつきあっていくかという芯が通っていると感じます。
ぜひマイナス面も含めて皆様にご体験をお伝え下さい。

2008/08/20 21:22


17 E線とその他の弦では、だいぶ耐久性(切れにくさ)が違うように思います。
モグラ

Reiko様。野村様。
裸ガット弦は、E線は、非常に細いため、たまに切れることがあるようですが、A・D・G線(3×V)に関しては、演奏中に弓のフロッグの半月リングを弦に引っ掛ける(ぶつける)ということを何度も繰り返したりしなければ、半年張ったままでも、まず切れないのではないかと思います。
TOROの裸ガット弦(3×V)は、毎日1時間程度しか練習しないアマチュア(中級者程度)であれば、音のことを気にしなければ、物理的には1年間張ったままでも大丈夫なくらいの強度(丈夫さ)と耐久性があると思います。
ナイロン弦やスチール弦は、目だった外傷が無いにも関わらず、張ってから半年を経過すると、突然バツンと切れることがありますが、裸のガット弦は、徐々にホツレて、切れそうな前兆を示してから切れるので、そういう意味では、切れるタイミングを予想し易く、切れ(断線)を回避し易いと言えます。
テニスラケットのストリングでも、天然ガットとナイロンストリングでは、上記と同様の傾向があります。ナイロンストリングは、何の予兆もなくいきなり切れることがあるので、大切な試合には、やはり、打球感・パワー・タッチなど全てにおいて高性能な天然ガットを張って臨みたいところです。
ちょっと脱線しましたが、ガットという素材の特性として、折り曲げ強度に若干弱いところがあるので、なるべく直角に曲げないようにすると良いと思います。テールピースの弦を通すところが尖っていたりすると、弦が鋭い角度で曲がって、その部分で断線し易くなります。
あと、裸ガット弦に限らず、弦を長持ちさせるには、弦が通る溝をなるべく滑らかにして、弦の直径と溝の幅や深さがピッタリとフィットするようにすることが大事だと思います。こうした調整をきちんとしておくと、弦が長持ちするだけでなく、調弦も素早く一発で決まりますし、調弦の安定性も向上します。

「裸ガットのE線はたまに切れることがあるが、その素晴らしい音の魅力は捨てがたい。」という意見にも大いに賛同できますし、自分のように、「弦が切れると大きなショックを受けて一気にヤル気(弾く気)がそがれてしまうので、よほどのことが無い限り滅多に切れないという弦でなければ、たとえ音が良くても張りたくない。」という考えの人もいると思います。
自分のような考え方の人には、E線だけスチールを張って、A・D・G線に裸ガット弦を張るという組み合わせが適していると思います。

このようにいろいろな組み合わせ方があって、いろいろな楽しみ方ができるところが、TORO弦の素晴らしいところだと思います。それでは、ごきげんよう。

2008/08/21 01:03
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nomura
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記事: 181
登録日時: 2013年9月23日(月) 11:26 pm

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